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2019年 2月 23日 受験を終えた人におすすめの本

こんにちは!

上智大学総合グローバル学部1年の高橋信乃介です

今日は”おすすめの本”という事なので

自分が今まで読んできた中で一押しの本を紹介します

あいにく世界史ヲタク全開の推薦本なので、世界史選択でない人はアレルギーかもしれないですが

世界史を学んでいなくても読める楽しい本なので安心してください

その本は

Animal Farm” です

国際義勇軍として20世紀のスペイン内戦にも参加したジョージ・オーウェルによって書かれた本であり

動物農場」として日本語にも訳されています

この本のなかで筆者は、ロシアにおけるスターリン独裁をはじめとする20世紀前半に台頭した“全体主義”や”スターリン主義”を痛烈に批判していることが特徴であり、、、

と聞くと、とても難しい本のように聞こえますが

オーウェルはこれらの全体主義への一連の流れ、特にスターリン独裁への流れについて

Animals 動物

を使って表現しています

登場人物(動物?)は農場主の男とブタ、ウマ、ネコ、ロバ、イヌ、カラス、ヒツジなどであり

実はほぼすべての動物が、スターリン独裁の頃の実在の関係人物を表しているのです

シンプルに、動物たちを登場人物とした物語として

世界史的背景を一切知らなくても、物語として楽しく読める本であり

もし世界史を学んでいたら、願わくば詳しく知っていたら

知識と照らし合わせて読み進めることで、より楽しく読むことができるはずです(僕は受験が終わった次の日に本屋に買いに行きました)

ああこいつはスターリンだな、とか

お、こいつは絶対トロツキーだ!とか

(ヲタク的楽しみ方過ぎる、、?)

さらにそれだけではなく

この本は全体主義における要因、つまり、同じ過ちを繰り返さないために私たち一般市民はなにが出来るのか、どうあってはいけないのか、など多くの教訓も与えてくれます

全体主義は決して過去の過ちではなく、今でも個々人が気に留めていなければいけない問題なのです

(と、僕は読み終わった後に感じました)

人生において読んでおくべき一冊だと思うので是非読んでみて下さい

特に世界史で受験をした人は必読です!